台湾知日協会(台中市の日台交流団体)
- 知日協会の記念館に訪問して、施設管理と台中市商業會を兼務している謝理事長と面談しました。
- 謝理事長は日本には100回以上来ていて富士山も何度も登っています。山口県には2019年に視察に訪れています。
- 面談では台湾と日本の歴史や文化の話や、ビジネス的なことまで色々話を聞きました。
台湾知日協会について
台湾知日協会は、台中市に本部を置く民間団体で、日本と台湾の文化、経済、教育などの交流促進を目的としています。かつては、主に日台の企業家交流を推進するために、日本の対台湾友好団体「日華親善協会」と連携していましたが、2000年代以降は特に文化・学術交流に力を入れています。台湾知日協会は知日派の育成にも注力し、知日講座や古跡訪問、会員自強活動、花博の参観などを通じて、会員間の相互理解と結びつきを深めています。
台灣知日商流について
「台湾知日商流」は、台湾の民間団体で、日本と台湾の文化、経済、教育などの交流促進を目指しています。団体は、商談会の開催や企業訪問、日本製品の輸入販売、台湾での代理販売、日本文化、教育、芸術などの交流イベントを企画・実施しています。
台中市商業會について
台中市商業會は、中華民国35年(1946年)に設立され、その後商業組織法の改制により、61年に「台中市商業會」として再編されました。133の商業同業公会と政府によって結成され、会員制度を採用しています。商業の促進、経済の発展、同業関係の協調、共通の利益向上を目指し、国内外の貿易促進や様々な活動を通じて会員の権益を守っています。
現在の理事長謝豐享は、酒類の輸入事業を起こし、台湾知日商流公司を設立して台湾と日本の貿易を拡大。商業発展のけん引役として台中国際会展中心の建設を進め、市商業会は商業界と政府のコミュニケーション橋渡しの役割を果たし、各業界の声を代弁し、政府の資源を活用して事業上の様々な課題を克服しています。
台中市商業會は28の委員会を通じて、専門家や会員の協力を得ながら、文創産業、商業調停、法規研議など多岐にわたる分野で活動しており、商業界の発展と相互協力を促進しています。
2019年に台湾知日協会にて開催された「日台記念セミナー」について
【講演詳細】
台湾と山口・九州をつなぐ旅/栖来ひかり
1.九州と台湾をつないだ台湾航路
・門司の台湾バナナ
・門司で作られ、台湾に運ばれたビールの歴史
2.明治維新・薩摩と台湾の深い関わり
・西郷菊次郎(西郷隆盛の息子で、基隆支庁長、宜蘭長官を歴任)
・第一代台湾総督 樺山資紀
3.台湾と山口をつなぐ旅
・山口県ってどんなところ?
・5人の台湾総督
・料亭・春帆楼と日清講和条約
・台南林百貨店(台南に現存する百貨店)
・設計士・野村一郎(国立台湾博物館や台北賓館などを設計)
・菊元百貨店(台湾最初の百貨店)
・台湾蓬莱米の故郷
・日立笠戸事業所(台湾新幹線・タロコ号)
・見島牛と台湾和牛
・防府市で見つかった陳澄波の絵